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【書評】渋沢栄一の「論語と算盤」まとめ!名言も多く必読の一冊!

こんにちは
ぽんすけ(@info_simplify)です

今回紹介するのは渋沢栄一の「論語と算盤」です!

渋沢栄一は次の1万円札の顔になることで話題となりました
福沢諭吉から渋沢栄一になるのは2024年とのこと

そもそも渋沢栄一はどのような人かというと
埼玉県深谷市の農家に生まれ
大蔵省に士官
その後、約500もの企業の設立に関わり
「日本の資本主義の父」と呼ばれるようになりました

素晴らしいキャリアを築いていることが分かりますね!
どのような考え方を大切にしてきたのか
「論語と算盤」にはそのエッセンスがまとまっていました(*´▽`*)

それでは渋沢栄一の「論語と算盤」の紹介です!

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立志と学問

大きな志と、小さな志との調和

生まれながらの聖人なら、志を建てることに迷いはない
しかし凡人は、そうはいかないのが常
社会風潮に流されたり、一時の周囲の事情にしばられたり、自分の本領でもない方面へ、乗り出してしまうものが多い
これでは真に志を立てたとは言えない

最初に志をたてるときに、もっとも慎重に考えを巡らす必要がある
その工夫として、
自分の頭を冷やし
自分の長所
自分の短所
細かく比較考察
そのもっとも得意とするところに向かって志を定めるのがよい

それと同時に、自分がその志をやり遂げられる境遇にいるのかを考慮することも必要

身体も強壮、頭脳も明晰なので学問で一生を贈りたいと志を立てても
そこに経済力が伴わないと思うようにやり遂げられない

「これなら、どこから見ても一生を貫いてやることができる」
という確かな見込みが立ったところで、初めて方針を確定する

すでに根幹にすえる志が立ったならば
今度はその枝葉になるべき小さな志について
日々工夫することが必要
どんな人でも、その時々にいろいろな物事に接して
なにかの希望を抱くことがある
その希望をどうにかして実現したいというのも一種の志
これが「小さな志を立てること」


「小さな志を立てること」ための条件
一生を通じて「大きな志」からはみ出さない範囲の中で工夫する
「小さい志」の方は、その性質からいって、常に移り変わる
この移り変わりによって「大きな志」の方に動揺を与えないようにするための準備が必要
「大きな志」と「小さな志」に矛盾があってはならない
両者は常に調和し、一致しなければならない


志を立てる要は、よく己を知り、身の程を考え、それに応じてふさわしい方針を決定する以外にない


社会と学問の関係

人情には、こんな陥りがちな欠点がある
成果をあせって大局を観ることを忘れ
目先の出来事にこだわってはわずかな成功に満足してしまうかと思えば
それほどでもない失敗に落胆する

高学歴で卒業した者が、社会での現場経験を軽視したり
現実の問題を読み誤るのは、多くの場合このためなのである