ぽんすけの目指せ投資で億り人

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【書評】資産運用の極意はこの一冊に!本多 静六著「私の財産告白」を要約!

こんにちは
ぽんすけ(@info_simplify)です

資産運用を始めるきっかけになった一冊

本多 静六著「私の財産告白

この本には節約の話から
溜まった貯金を資産運用に回す話
また資産運用の方法についても触れられています

もともと貯金はしていたのですが
その貯金を資産運用に回すという発想がなかったため
資産が全然増えないことと
老後の焦りがありました

その不安をかき消してくれたのが
私の財産告白」でした

この本をおすすめしたい人は

  • 投資を始めようとしている人
  • 投資を始めたばかりの人
  • 投資を始めてうまくいってない人

このような人です

投資の不安、なぜ投資をするべきか
ぜひ読んでほしい一冊!

それではご紹介!


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私の略歴

2つの行を始めた

  • 毎日一項以上の文章執筆
  • 月給四分の一天引き貯金

そして40歳で貯金の利息が本棒一上になり、宿願


貧乏従伐と本多式貯金法

貧乏征伐の決意

貧乏に強いられてやむを得ず生活をつめるのではなく
自発的、積極的に勤倹貯蓄をつとめて
逆に貧乏を圧倒するのでなければならぬと考えた

いくらでもいい
収入があったとき
容赦なくまずその四分の一を天引きにして貯金してしまう
そうして、その余の四分の三で
いっそう苦しい生活に覚悟の上で押し通すこと

本多式「四分の一」貯金

貯金の問題は
要するに、方法の如何ではなく
実行の如何である

私のこの計画は、あくまでもしっかりした理性の上からきている
気の毒だとか、かわいそうだなどということは
単に一時的のことで
しかもツマラヌ感情の問題だ
この際、この情にまけてはならぬと歯を食いしばった
そうして、四分の一貯金を続けていけば
三年目にはこれこれ、
五年目にはこれこれ、
十年目にはこれこれになる
今の苦しさは、苦しいのを逃れるための苦しさだから
しばらく我慢してくれと家内の者を説いたのである


ブレンタノ博士の財訓

いかに学者でもまず優に独立生活ができるだけの
財産をこしらえなければ駄目だ
そうしなければ常に金のために自由に制せられ
心にもない屈従を強いられることになる
学者の権威も何もあったものではない

財産を作ることの根拠は
やはり勤倹貯蓄だ
これなしには、どんなに小さくとも
財産と名のつくほどのものはこしらえられない
さて、その貯金がある程度の額に達したら
他の有利な事業に投資するがよい
貯金を貯金のままにしておいては知れたものである

現にドイツの富豪貴族の多くは
決して勤倹貯蓄ばかりでその富を得たのもではない
こうした投資法によって国家社会の発展の大勢を利用したものである


月給と利子の共稼ぎ

人間の一生をみるに、誰でも早いか遅いか
一度は必ず貧乏を体験すべきものである
つまり物によっては心を苦しまされるのである
これは私どもの長年の経験から生まれた結論である

早く子供のときに貧乏を通り越させてやったほうが
どれだけ本人のためになるかわからぬ
まことに若いときの苦労は買ってもやれと言われているが
貧乏に苦労し、貧乏し抜いてこそ
人生の意義や事物の価値認識をいっそう深えることができる
貧乏したことのある人間でなければ、本当に人生の値打ちはわからないし
また堅実に生活の向上を目指していく努力と幸福は
生じてこない
貯金生活を続けていく上で
一番のさわりになるものは虚栄心である
いたずらに家柄を誇ったり
今までのしきたりや習慣にとらわれることなく
一切の見栄をさえなくすれば
四分の一天引き生活くらいは誰にでもできるのである

金の貯め方、増やし方

大切な雪だるまの芯

まず千円をお貯めなさい
今日ならさしずめ十万円というところか
千円貯まれば、たちまち五千円貯まり
五千円貯まれば間もなく一万円はいとやすいことである
ここまでくれば金が金を生み
金がある処にはまた色々いい智慧も出てきて
いよいよ面白い投資口も考えられてくる
こうなるともう、すべては独りでに動き出し
やたらに金が殖えてくる


貯金から投資へ 時節を待つこと

人間一生の収入を全部積み上げても
たかが知れている

貯金とアルバイトで雪だるまの芯を作る
さて、このあとどうするのか
これからが「致富の本街道」である
新しく積極的な利殖法を考えること
それは断じて「投棄」ではない
「思惑」ではいかん
あくまでも堅実な「投資」でなければならぬ

何事にも「時節を待つ」ということだ
焦らず、怠らず
時の来るを待つということだ
投資成功には特にこのことが必要


本多式投資法

「二割利食い、十割益半分手放し」

いったん引き取った株が
長い年月の間に二倍以上に騰貫することがある
反対に値下がりすることもあるが
この場合無理のない持ち株だからいつまでも持ち続けられる
したがって絶対に損はしない
そのときはまず手持ちの半分を必ず売り放つ
つまり投資の元金だけを預金に戻して確保しておく
したがって、あとに残った株は全くタダということになる
タダの株ならいかに暴落しても損のしっこはない

これがいわゆる
「十割益半分手放し」という法

好景気時代には勤倹貯蓄を
不景気時代には思い切った投資を
時機を逸せず巧みに繰り返す


最も難しい財産の処分法

子孫の幸福と財産

私もわが子孫の幸福について考えるに
まず子孫を健康に育て
完全な教育を施し
かつ、相当な財産を分与してやりさえすれば
それで十分幸福にさせられるものと早合点したのである
これははなはだ間違った考えで
最後の相当な財産の分与などは全く願慮する必要がなく
それはかえって子孫を不幸に陥れるものだ

「幸福とはなんぞや」という問題になると
少しやかましくなるが、それは決して親から譲ろうと思って譲れるものでもない
畢竟、幸福は各自、自分自信の努力と修養によってから得られ
感じられるもの

世間でその中でも最も大切だと早合点している財産だけは全く不用で
それよりももっともっと大切なのは
一生涯絶えざる、精神向上の気魄、努力奮闘の精神であって
これをその生活習慣の中に十分染み込ませることである


二杯の天丼はうまう食えぬ

人生の幸福というものは
現在の生活自体より、むしろ
その生活の動きの方向が
上り坂か、下り坂か
上向きつつあるか、下向きつつあるか
によって決定せられるものである


金と世渡り

貸すな、借りるなの戒律

親戚知友に対する金銭上の融通は
できるだけ避けたほうがよろしい
これはお互いのためだ

実際金の貸し借りは、その金ばかりではない
大切な友人や親類をも失うもととなるので
いかなる場合にも金を貸借しないに限る

世の中の人々の多くが
善意に始まって、ちょっと金を融通したことから
ついに自分までも倒産の売れ決めを見るに至るものである


「儲け口」と助平根性

たとえ事情やむを得ず
自分の持ち物を売り払って金を出すことがあっても
決して他人の借金証書などに判を捺すべきではない



これからの投資鉄則

一時的流行物の危険

有利有望と思っても
一つの事業に入れあげてしまっては危険である
常に正しい判断の下に、幾口にも分けて投資し
いわゆる危険の分散を行っておくのが賢い行き方である
そうすれば、
一で失敗しても
二で成功し
二で損をしても
三で償うということもできる
十が十までみなプラスを望むのは至難であるが
全体としてプラスになっていきさえすればそれでよいと
覚悟してかかるべきだ


常に社会情勢を見守れ

いかなる時代
いかなる場合にも
勤倹貯蓄が資産蓄積の基礎をなし
工夫と研究を積んだ投資が
これを倍化していくことには変わりはない


儲かるとき・儲からぬとき

恐るべき被害妄想

人生における七転び八起きも
つまりは天の与えてくれた一種の気分転換の機会である
これを素直に、上手に受け入れるか入れないかで
成功不成功の分かれ目となってくる
若い、将来のある人々で
七転びどころか
一転びしただけで
もう起き上がる勇気を失う者の多いのははなはな遺憾である


人を使うには・人に使われるには

江原素六先生を見習って

人を使うものは人に使われる
人を監督するものは人に監督される
これはどうやら、間違いないことのようである


人物の正しい評価

人の長所をよく見
よく活かし
自らが部下の信頼をかち得るとともに
また部下のそれぞれをそれぞれの地位に信頼し切って
一切を任せることでなければならぬ


仕事の上手な頼み方

若い人々に何かを頼む場合
無理にならない程度に
必ずその人の地位や力量に比して
少し上のものを選ぶようにし
「これはちょっと重要なことだな
しかし俺にだって大丈夫できるぞ」
といった気持ちになれるものを
適材適時に与えるようにした
そうして、丁寧にその内容を説明し
やり方を支持した上
本人の腹案を聴き
適度の追求を行って
「ではよろしく」と
親切に頼むことにしてきたのである


人の意見をよく聴くこと

どんなに忙しくとも
またどんなに馬鹿馬鹿しくとも
いちいち親身になって聴いてやるだけの用意と忍耐がなんとしても必要である
それが上長者のエチケットでもあり
義務でもあるというものだ


難しい人の叱り方

人間はだんだん古参になったり
年老いてくると
自然人に対する小言が多くなる
また小言を言わねばならぬ立場にもなってくる

部下に対して小言がいいたくなり
叱りたくなった場合は
まずそれを自分の上に当てはめてみて
自ら第一に反省するくらいに慎重を期さなければならぬのである

褒めることは人を生き返らせ
のびのびとさせるが、小言はどうも人を傷つけ
萎縮させることが多い
だから、小言を人にいう場合も
称揚することを八分
注意することを二分

といった程度に心を用いるとかえって効果があるようである

一度にあれもこれもと
多くの欠点を上げて叱責すると
対手が心から恐れ入るようで
その実はかえって反抗心を起こさせてしまう

上手に人が叱れば
それはもう上手に人が使える人で
上長としては満点に近い

その事柄にのみついて一言し
態度がどうの
心情がどうのと
その他のことについて決して批判がましいことをいわぬようにしてきた

一度注意したことには
わざとしばらく触れないようにし
自分自身で充分反省できる機会を与えることにしてきた

些細なことでも
自分の気に入らぬとすぐ小言になるのが
老人、上長に悪いクセであるが
私は叱りたいことも
済んだこと、過ぎ去ったことは叱らず
何か報告を受けた際など
「それはよかった、しかし、これこれのこともあるから
次からはこうしたらどうかな」
という工合に
人の気持ちを悪くしないで将来を注意しておくことにしている


平凡人の成功法

天才恐るるに足らず

本当の天才は
天才的な遺伝要素が必要で
われわれ凡人は本当の天才にはなれない
だが、いかに不得手なことでも
一所懸命やれば上手になれ
好きにもなれ
天才にはなれなくとも
まず天才に近いものにまではなれる


感想

少し文体が古いところがありますが
そこまで難しくなく比較的簡単に読むことができます

そして話の内容は、かなり核心となるものが多く
一章ごとに自分の考え方の再確認をすることができました

また一貫してこの本でも主張されていると思うのが
「行動」すること

決して「行動」するために「投機」を行いましょう、という話ではなく
資産運用を堅実に行うことに主軸が置かれています

投資のスタンスに迷ったときは必ず読み返したいと思う一冊

本多 静六著「私の財産告白

かなりおすすめです!




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