こんにちは
ぽんすけ(@info_simplify)です
今回紹介するのは
ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」!
今まで自分が「考えていた」と思っていたことは
実は大半が知識だったと勘違いしていたことを知って衝撃を受けた一冊です
正しく、深く考える
これの手法がよく分かります
上司に「よく考えて」と指摘されても
すでに「自分としては」考え尽くされた状態だったりします
そんなときに「自分のアタマで考えよう」の正しいアプローチが取れていたら
間違いなくコミュニケーションはスムーズになり
考えの質が上がります
もっと早く知りたかった!
でもこのタイミングで知れてよかった!
そんな素敵なちきりんさんの本をご紹介!
- 「知っている」と「考える」はまったく別モノ
- 最初に考えるべき「決めるプロセス」
- 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと
- あらゆる可能性を検討しよう
- 縦と横に比べてみよう
- 判断基準はシンプルが一番
- 知識は「思考の棚」に整理しよう
「知っている」と「考える」はまったく別モノ
プロ野球の未来について考えてみる
「知っていること」は、通常「知識」と呼ばれており、「情報に基づく思考の結果」とは異なる
データを見るとき「片面だけの思考」はダメ
野球のファン年齢データを見た例を取ると
- 将来が明るい理由
- 将来が暗い理由
その両方の理由を挙げながら
「いいところ悪いところ比較した上で、将来が明るいと思います」
と、いずれかの結論を選ぶのが「考えた人」の回答
世の中の事象には、なんであれよい面と悪い面がある
結論は各人が思うところをひとつ選ぶわけですが、
情報を見て考えられることを列挙せよといわれたら、よい面と悪い面の両方が出てくるのが
「知識にだまされていない純粋な思考」
最初からどちらかの意見だけが頭に浮かんでくるとしたら、
目の前の情報以外のなにかが影響を与えているのではないかと疑ったほうがいい
「知識」は過去!「思考」は未来!
よく知らない分野であれば、革新的なアイデアを寛容に受け入れる人も、自分の専門分野については驚くほど保守的
保有する知識が多すぎて、どんなに斬新なアイデアを聞いても頭の中から引っ張り出してきた知識によって
「そんなことは不可能だ、できるわけがない」
と否定してしまう
この傾向が見られたら「知識が思考を邪魔している」ことを疑ってみたほうがよい
思考力のある人は常にゼロから考えている
新しい情報に触れたとき、過去の知識ではなく、目の前の情報から考えることができるかどうか
それが「考えることがめきる人」とできない人の分岐点
もしくは、「時代の変化に気がつく人」か気がつかない人の違い
知識とは
「過去の事実の積み重ね」
※知識の中で特に影響力が大きいのは、成功体験と結びついた知識
思考とは
「未来に通用する論理の到達点」
最初に考えるべき「決めるプロセス」
情報ではなく「意思決定のプロセス」が必要
情報があるのに決まらない理由
「誰も考えてないから」
「情報を集めて分析する」作業に熱中し、意思決定のための「どうやって結論を出すべきなのか」を先に考えることが必要なのに、そのための思考が怠っている
先に思考プロセス(意思決定プロセス)が決まっていれば効率的に情報を集められる
調べ事をしていると、どんな情報も貴重で重要に見える
情報が重要かどうかは
「今、求められている意思決定プロセスに必要かどうか」
によって決まるはず
そのために意思決定プロセスは曖昧なものではなく、文章に落とせるくらい明確にされていないと使えない
「考える」とはインプットをアウトプットに変換すること
「考えること」「思考」とは、インプットである情報をアウトプットである結論に変換するプロセス
具体的には
情報を集める作業でも、その情報の加工やグラフ化の作業でもありません
「集めて加工した情報を、どのような結論につなげるかという決めるプロセス」
「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと
情報を見たときにまず考えるべきことは「なぜ?」と「だからなんなの?」の2つ
「なぜ?」とは
数字の背景を探る問い
数字は何かの現象や活動の結果なので、すべての数字には理由がある
「だからなんなの?」とは
「過去の結果がこの数字に表れているのだとしたら、次はなにが起こるのか?それにたいして自分はどうすべきなのか?」
とデータの先を考える問い
調べればわかることを「考える」意義
インターネットや図書館で資料を探し、見つけるのは「知る」「調べる」という行為
過去のデータから自分で予測するのは「考える」という行為
ビジネスに関して
「誰かが予測した数字」
「自分が考えて予測した数字」
これらが異なる場合もあるはず
より正しい予測をできていた方が、より大きく成功する
これこそがビジネスの醍醐味
あらゆる可能性を検討しよう
「考えモレ」を出さない工夫
分解図を使って考えると、「ありえるすべての可能性」を忘れず、網羅的に洗い出すことが可能
概念を要素分解して、あらゆる組み合わせを検討する
ひとつの要素が出てきたら
「これですべてな要素が出尽くしているか?その要素だけで完璧か?」
と考えていく
「これらが揃えば○○(テーマにした概念)と言える!」
と確信できれば、すべての要素出しが終わったことになる
これが「あらゆる可能性を考える」という思考のプロセス
縦と横に比べてみよう
すべての分析のはじまりは「比較」!
考えるためにもっとも役立つ分析手法は「比較」
判断基準はシンプルが一番
「判断基準が多い」と決められない
異なる多くの判断基準を持ち出すとなにも決められなくなる
このようなときは「判断基準に優先順位をつける」
「判断基準」が持てない理由
目指すべき「目標の姿」が見えてないから
基準を絞り込むと「現実は複雑」という意見が出る
「あれもこれも」と言っていたら、なにも決まらなくなる
判断基準を絞ることで本質的なポイントが浮かび上がる
知識は「思考の棚」に整理しよう
- 知識は思考の棚の中に整理
- 空いている棚に入るべき、まだ手に入ってない知識を常に意識
- それらの知識が手に入れば言えるようになることを、事前に考えておく